プロ野球の視聴率を語るblog -4ページ目

ゴールデンタイムの視聴率

前回のエントリーではHUT=総世帯視聴率と巨人戦ナイターの視聴率との比較を行いましたが、それに対して「総世帯視聴率以上に(野球中継に限らず)テレビ番組単体での視聴率は下がっている」という反論がありました。

 

そこでHUTが載っていたサイト から調べてみたところ、テレビ局ごとの視聴率としては以下のようになっていました。

 

    NHK NTV TBS CX* EX* TX* 平均

2001 13.0 15.4 13.9 14.0 10.2 *8.4 12.5

2002 13.9 15.2 13.4 13.2 10.5 *8.0 12.4

2003 12.1 14.0 12.6 13.8 11.3 *8.3 12.0 

2004 12.7 13.4 12.9 13.7 11.9 *8.3 12.2

2005 12.1 12.7 12.8 14.3 12.6 *8.2 12.1 

2006 11.7 11.9 12.7 14.1 11.4 *8.4 11.7

2007 12.1 12.1 11.7 13.8 11.5 *8.3 11.6

2008 13.1 12.4 11.2 13.3 11.4 *7.7 11.5

2009 12.2 12.5 *9.5 13.6 11.0 *7.1 11.0

2010 11.8 12.3 *9.8 12.6 11.5 *6.1 10.7

2011 11.5 12.7 10.0 12.5 11.7 *6.0 10.7

2012 11.5 12.1 *9.5 10.9 12.4 *6.8 10.5

2013 10.7 12.1 *9.7 10.5 11.8 *7.2 10.3

 

これを見ると、HUTと比べてテレビ局ごとの平均視聴率は随分下がっているように見えます。

 

 

HUT=総世帯視聴率は、調査対象世帯で一台でもテレビがオンになっていればその世帯でテレビを見ているとカウントされます。

それに対して、番組ごとの視聴率は複数のテレビがある世帯において、二台のテレビで例えばNHKと日テレの番組を見ていた場合、両方が視聴されたとカウントされることになります。

 

HUTはそれほど下がっていないのにテレビ局ごとの視聴率は下がっているということは、以前は家庭内で2-3台テレビがオンになっていたものが、今では1台しか稼働していない時間が増えているのでは?ということが考えられます。

 

 

なお、これと巨人戦ナイターの年間平均視聴率を単純に比較するのは出来ません。

前回も書いたのですが、もう少し詳しく書いておきます。

 

プロ野球中継の視聴率は、春先は高いのですが夏から秋にかけてどんどん低下していくという傾向があります。

まだ中継数が多かった2006年のころの推移を出しておきます。

 

 

       3月  4月   5月.  6月  7月.  8月.  9月   10月  年間   中継/ナイター/試合数

2006  14.7  12.6  11.1  *9.2  *7.2  *6.8  *7.0  //./  *9.6     106-137-146

 

 

そのため、各テレビ局は春先のみナイター中継を行うようになり、夏以降はほとんどカットされるようになりました。

今年のナイター中継数(予定も含む)です。

 

 

4月 8試合(3/28の開幕戦含む)

5月 4試合

6月 3試合

7月 2試合

8月 2試合

9月 2試合    

 

 

数字がまだ取れる春先の中継数が多く夏以降が少なくなっているのに、それらの「平均」をとっても全試合中継していたころとは比較できないですよね。

 

とはいえ、前回のような「中継数×視聴率」のような指標では、「プロ野球の社会における存在感」の目安にはなっても、テレビ番組の平均視聴率と比較するには不適当です。

 

そこで今回は、「3・4月の野球中継の平均視聴率」と「テレビ番組全体のG帯平均視聴率」とを比較してみることにしました。春先の3・4月であれば野球中継もそれなりに放送はされていますし、経年変化を調べることはまだ可能なサンプル数と言えなくもないかなと…。本当は06年は22試合も中継されていたのに、今年は8試合まで減ってしまっているので違いはあるのですが。(全体の中継数が少なくなると、数字が高く出るNHK中継分の影響が大きくなり多少上に引っ張られます)

 

なお、2010年まではビデオリサーチが「プロ野球巨人戦ナイター中継」 の月ごとの平均視聴率をまとめたページを作っていたのですが、ナイター中継があまりに減少したため2011年以降はそのページがなくなりました…。そのため2011年以降は手元のデータでの計算になっています。

 

   3・4月視聴率

01 17.7%

02 17.5%

03 16.2%

04 15.0%

05 12.9%

06 12.7%

07 10.9%

08 10.4%

09 12.2%

10 *9.7%

11 10.1%

12 *9.6%

13 *9.7%

14 *8.4%


3・4月

 

グラフを見ると、やはりナイター中継視聴率の06年までの低下のペースは著しく、それ以降はテレビ全体の視聴率と同程度に低下しているように見えます。

09年のみ上がっていますが、これはWBC効果というやつなのでしょうw

逆に、今年は急に下がっているように見えます。理由はよくわかりません。

テレビ全体の視聴率については、今年の分のデータはまだ出ていないのですが、ここまで急に下がることはないと思われます。来年以降の経過が気になるところです。

 

 

まとめますと、

 

・テレビ全体の視聴率はやっぱり少し低下しており、ナイター中継の視聴率もそれと同程度に下がっている

 

ということになるかと思います。

総世帯視聴率の推移2014

なぜか頻繁に更新していますが、別に奥さんに逃げられたとかではありませんw

 

さて今日は、「野球だけが視聴率下がっているのか?テレビ全体の視聴率が下がっているのでは?」という疑問に対するテンプレ的なエントリーになります。


以前、「テレビ全体の視聴率はそれほど下がっていないが、プロ野球中継の視聴率は極端に低下している」というエントリーを書いたのは2005年になります。もう約10年前か…。

 

初心者の部屋④ 野球だけが視聴率下がってるの?

 

今回はテレビ全体の視聴率(HUT=総世帯視聴率)について、最新のデータを使いアップデートします。

 

 

こちらのサイト に、総世帯視聴率の推移 が載っていました。これを巨人ナイター視聴率と比較すると、

 

 

ゴールデン時間帯での総世帯視聴率(HUT)と巨人ナイター視聴率の推移

 

    HUT  巨人
2001 68.7% 15.1%
2002 68.0% 16.2%
2003 67.0% 14.3%
2004 68.3% 12.2%
2005 67.6% 10.2%
2006 65.8%.  9.6%
2007 65.8%.  9.8%
2008 66.0%.  9.7%
2009 64.3% 10.0%
2010 63.9%.  8.4%
2011 63.7%.  9.5%
2012 63.8%.  9.3%
2013 64.2%.  8.5% 

 

以上のようになります。パッと見、HUT以上にナイター中継の視聴率が下がっているように見えますね。

 

グラフにしてみます。2001年からの変化の比率を表示しています。
HUT1
 

 

グラフからは、HUTの低下と比べてナイター中継の視聴率低下の方が大きそうです。

 

野球人気低下への反論として、「巨人戦の視聴率は下がったけれど、その分スカパーで他球団の試合を見るようになった!」というものがありますが、巨人戦の視聴率の低下はテレビ全体の視聴率低下よりも大きいですのでその反論がおかしいのはわかりますね。引き算が出来れば大丈夫なので食塩水の濃度の計算 よりは簡単です。

 

 

 
ところで、2006年以降はナイター中継の平均視聴率は下げ止まっているように見えますが、これはあくまで「平均」視聴率です。

 

2006年以降、各テレビ局は視聴率が見込めない地上波でのナイター中継をどんどん減らしていきました。

 

プロ野球中継は春先は視聴率が高く(というかプロ野球にしてはマシな方というか)、夏から秋にかけてどんどん低下していくという傾向があります。

 

そこでテレビ局としては春先のみ地上波中継を残し、夏以降は視聴率が見込めないため放送しないようになりました。

 

具体的には、ナイター中継数は以下のように減ってきています。

 

 

巨人戦ナイター中継数、平均視聴率

年度  中継数 視聴率

2001年  140  15.1%

2002年  134  16.2%

2003年  132  14.3%

2004年  133  12.2%

2005年  129  10.2%

2006年  106  *9.6%

2007年  *74  *9.8%

2008年  *61  *9.7%

2009年  *32  10.0%

2010年  *27  *8.4%

2011年  *19  *9.5%

2012年  *20  *8.5%
2013年  *22  *8.0%

 

 

2006年以降、ナイター中継数が減りつつ平均視聴率は維持され、また2011年以降は中継数は横ばい(各局が政治的?にこれ以上減らしづらくなった)だが平均視聴率はその分下がっている、という傾向が見て取れると思われます。

 

これについてもグラフ化しました。つまり、「プロ野球中継の世間的な存在感」=「どれだけの人×時間が野球中継の視聴に費やされているか」を「中継数×視聴率」で代表できると考え、その変化をグラフ化するという優しさのないことをやってみましたw こちらも2001年からの変化の比率を表示しています。


HUT2
 

 

棒グラフがナイター中継数、黒い折れ線が「中継数×視聴率」です。

 

平均視聴率からの乖離がやはり激しいですね…。

 

 

まとめますと、

 

・テレビ全体の視聴率はそれほど落ちていないが、野球中継の視聴率はそれ以上に落ちている
 

・最近は中継数が減ったので平均視聴率の低下が見えにくいが、野球中継を見る機会は実はさらに減っている

 

ということになるかと思います。

熱闘甲子園の個人視聴率

昨日のエントリーではちょっとバカにしてしまったのですが、野球の現状認識については当たっている点もあるので触れておきます。

 

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オールスター戦「尻切れ放送」断行が示すプロ野球の危機…
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/140802/wsp14080212000002-n3.htm
 
オッサン世代は意外と気づいていないが、野球はルールが難しいスポーツで、小さいころから浴びるほど情報を得てようやく細部まで理解できるもの。その理解にテレビは大きく貢献してきた。視聴率が漸減し、中継タブーが軽々とクリアされていく現状からは、野球中継激減→ルールがわからず、関心すらない層の増加-という悪循環が危惧される。
 
数年前、巨人が開いた野球教室で「振りかぶって」という説明を子供が理解できなかったことが話題になった。球界再編にからんで鳴り物入りで始まったセ・パ交流戦(05年~)やクライマックスシリーズ(07年~)のほとんどの試合もあっという間に地上波全国放送から消えた。日本には高校野球という強力な「野球教本」があるので無関心層の急激な増加はないだろうが、プロ野球関係者は商売とは違う観点で地上波から「軽視」されつつある現状に危機感を持った方がいい。

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一応まとめると、

 

 

・野球というスポーツは、ルールが複雑かつ直観的でないので理解することが難しい

 

・これまではテレビ中継が日本人の野球理解に大きな貢献をしてきたが、それがどんどん減っている

 

・とはいえまだ高校野球の中継があるので大丈夫だけど

 

 

これはその通りだと思います。やっぱり今の時代でも、テレビ中継の影響力というのは非常に大きいです。地上波テレビって「タダで気軽に見られる」のと、動きを映像で理解できるので、入り口としてはとても効果的なのですね。そこで高校野球の果たす役割は大きいと思います。

 

甲子園については、NHKが全国中継するというのも影響が大きいです。高校野球がなぜあんなに注目されるか、暑い中なぜ全校生徒が(行きたくない人まで)応援に駆り出されるか、なぜ甲子園に出ると監督のベンツが新車になるのか…、その根源にあるのは「NHKが全国中継しているから」ということだと思います。

 

学校の看板を背負って予選を戦い、勝てばNHKで全国中継してもらえる、学校名が公共の電波で何度も取り上げられる。その勝った時のメリットが莫大であるため、学校は大金をはたいて選手をかき集め、熱中症もいとわず生徒に応援をさせ、選手も人生をかけて肘を壊しながら連投するわけです。

 

別に非難しているわけではなく(野球界全体にとってこれでいいのか?というのはありますが)、大きなものがかかっている勝負というのは面白い、と素直に思います。サッカーでいうとワールドカップ予選のような面白さだと思います。最近の日本のヌルいアジア予選より、高校野球の神奈川県予選とかの方が勝負事としては面白いんじゃないでしょうか。見たことないですけど。
 

 

とはいえ、今の日本では野球文化が衰退しつつあります。「興業」としての高校野球はしばらく大丈夫だと思いますが、「普及」という面ではどうでしょうか?いくらテレビ中継がルールの理解に役立つといっても、見てくれなければ話になりません。プロ野球中継の視聴者は高齢者に偏っていましたが、果たして高校野球は若年層に見てもらえているのでしょうか?

 

そこで、国会図書館に行って高校野球中継の年代別視聴率を調べることを考えました…が、NHKの試合中継はニュースを挟むごとに別番組扱いになるため、番組数が膨大であったため断念しました。代わりにテレビ朝日系で夜放送している「熱闘甲子園」の年代別視聴率を調べてきました。これでも「若年層の高校野球への関心」のサンプルとしては十分役に立つと思います。

 

 

2010~13年「熱闘甲子園」視聴率
世帯 KID .TEN M1 M2 M3  F1 F2  F3
*8.7 *1.0 *7.6 *5.3 *5.2 *5.3 *3.1 *6.1 *4.0 2010年熱闘甲子園全平均(8/7-21)

*8.1 **.9 *5.4 *4.9 *5.5 *5.0 *3.0 *4.8 *3.7 2011年熱闘甲子園全平均(8/6-20)
*6.7 *1.1 *3.4 *3.5 *4.4 *4.0 *3.4 *3.8 *3.2 2012年熱闘甲子園全平均(8/9-23)
*6.2 **.7 *2.1 *2.7 *3.8 *4.0 *2.0 *3.3 *3.4 2013年熱闘甲子園全平均(8/8-22)

(KID=12歳以下/TEN=13~19/M=男、F=女/1=20~34歳、2=35~49歳、3=50歳以上)

 

(一日ごとのデータは気が向いたらコメント欄に貼るかもしれません)

 

 

注目はTEENの視聴率で、2010年では7.6%とこの年の世代間の比較でも一番高かったのに、その後7.6→5.4→3.4→2.1%と、急激に低下しているようです。

 

4年間の変化でしかないので、その前や今後の数字がどうなるか次第ですが、少なくともこの4年間で、TEEN層=13~19歳の世代における、高校野球への関心が低下していることが示唆されます。
 
 

 

<考察>

巨人戦の地上波中継が減少してきたのが2006年からなので、その影響が少し遅れて出てきているのかもしれません。小学生の年代にナイター中継を見てルールを覚えておかないと、13歳になってからでは野球に関心を持ちようがないというのがあるのかも。

 

この数字は関東地区のものなので、関西などではまた違った傾向があるかもしれません。とはいえ、過去に何度も書いていますがビデオリサーチにおける関東地区の調査対象人口は4000万人で日本全体の3分の1であり、関西地区2000万人、名古屋地区1000万人と比べるとかなり大きいです。また文化的な現象について「関東だけが特殊で、他の地域全体では若年層も野球を見ている」と考えるのは無理があるかと思います。

 

僕は労力の大きさから断念しましたが、NHKでの試合中継自体の視聴率を調べられる方がいましたらまた違う角度からわかることもあると思います。

「オールスター戦尻切れ放送」の野球算

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オールスター戦「尻切れ放送」断行が示すプロ野球の危機…
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/140802/wsp14080212000002-n1.htm

おそらく史上初だろう。7月18日に行われたプロ野球オールスターゲーム第1戦(西武ドーム)は、テレビ朝日系の中継が試合途中に終わる「尻切れ放送」になったのだ。七回で打ち切られた中継に対し、放送局には抗議の電話が殺到、ネットにもテレビ局を非難する声が数多く寄せられた。テレビ中継から“タブー”が消えつつある現状が、プロ野球の危機を物語っている…


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よくある「野球人気懸念型」の文章です。


現状認識としては大体合ってると思うのですが、算数の問題でひどい間違いがあったので記念カキコ…


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http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/140802/wsp14080212000002-n3.htm

ビデオリサーチ社は個人視聴率週報で視聴者の男女年齢区分を行っている。昨年のオールスター第2戦(テレビ朝日)をみると19歳以下の男子が1・8%、20~49歳男性5・8%、50歳以上14・3%とオッサン世代が突出。見る側はBSやCSがあればいいというが、興行サイドである球団としては不特定多数、特に子供が見る可能性が多い地上波で放送してもらう方が新規のファン獲得の点で好ましいのだ。
 
オッサン世代は意外と気づいていないが、野球はルールが難しいスポーツで、小さいころから浴びるほど情報を得てようやく細部まで理解できるもの。その理解にテレビは大きく貢献してきた。視聴率が漸減し、中継タブーが軽々とクリアされていく現状からは、野球中継激減→ルールがわからず、関心すらない層の増加-という悪循環が危惧される。

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記事中に「個人視聴率」についての言及があるのですが、何かがおかしいです。
 

>19歳以下の男子が1・8%、20~49歳男性5・8%、50歳以上14・3%

 

となっていますが、個人視聴率に「20~49歳男性」という区分はありません。

 

実際の数字は以下の通りです。

 

世帯  KID .TEN M1 M2 M3  F1 F2  F3

11.5 *1.0 *0.8 *2.7 *3.1 14.3 *0.6 *3.5 *8.0 13/07/20(土)テレ朝 18:00-20:54 第2戦

(KID=12歳以下/TEN=13~19/M=男、F=女/1=20~34歳、2=35~49歳、3=50歳以上)

 

 

M1:20~34歳男性は2・7%、M2:35~49歳男性は3.1%なのですが、

 

もしかしてこの両者を「2・7%+3・1%=5・8%」とか考えてるんじゃないか?

 

(濃度が2%の食塩水と3%の食塩水を混ぜても、5%の食塩水にはならないですよね!)

2014年プロ野球オールスターの視聴率

オールスターともなると視聴率が判明するのが早いですねw

 

2試合ともテレ朝で中継、1戦目は放送時間内で試合が終わらないというアクシデントがありました。

 

 

「プロ野球オールスターゲーム」テレ朝が地上波延長なし打ち切りでTV放送無し ラジオ中継のみ



中継延長しないとは何事だ!という抗議がテレ朝に寄せられたようですが、肝心の視聴率は以下の通りです。

 

 

7/18(金) *9.7% 18:19-20:54 EX* マツダオールスターゲーム2014・第1戦 
7/19(土) 10.5% 18:30-21:24 EX* マツダオールスターゲーム2014・第2戦

 

 

プロ野球オールスターゲームの視聴率 (1997~2013年)
全て全時間帯の加重平均値、( )内はデーゲーム
1997年 23.8% 27.7%

1998年 21.2% 21.0%     

1999年 27.6% 23.6% 16.7%

2000年 22.0% 22.0% 19.8%

2001年 15.2% 16.0% 14.5%

2002年 16.3% 18.1%      
2003年 14.7% 14.3%      

2004年 14.7% 15.4%      

2005年 11.9% 10.3%

2006年 12.6% 12.2%      

2007年 12.3% (*8.2%)      

2008年 11.4% 11.3%      

2009年 14.0% 11.7%     

2010年 11.1% *9.5%   

2011年 11.4% (*8.3%).(*7.4%)

2012年 10.8% 10.8% *9.6%

2013年 12.5% 11.5% *9.8%
2014年 *9.7% 10.5% 

 

 

1戦目で一桁は史上初です!

 

そして、今年からまた2試合に戻っているのですね。

 

2011年の時点では、オールスターの放映権料は3試合合計で9000万円程度という情報 (1試合3000万円)

があったのですが、今はどのぐらいになっているのか知りたいところです。



6月の巨人戦視聴率

もう、6月どころかワールドカップも終わってしまいましたが、時差ボケもようやくなおってきたので一応6月の視聴率を載せておきます。

 

昨日・今日とプロ野球はオールスターなので、次の更新は早そうですw

 

 

6月単純平均   *7.30% (*21.9/3)
. 日  月  火  水  木  金  土
.(//./) --.- *4.5 //./ --.- //./ *8.6
.(//./) //./ --.- *8.8 //./ --.- (**.*)
.(**.*) --.- //./ //./ --.- --.- (*3.3)
.(*5.9) --.- --.- --.- --.- --.- //./
.(//./) --.-

 

 

巨人戦ナイター視聴率(加重値Ver.) (2014/06/11終了時)
       3月  4月   5月.  6月  7月.  8月.  9月   10月  年間  前年比 中継/ナイター/試合数
2001  19.4  17.4  15.0  14.2  14.0  13.7  15.0  13.1  15.1  ▼3.4   140-140-140
2002  25.7  16.6  17.2  13.5  15.9  14.9  17.2  15.2  16.2  △1.1   134-137-140
2003  16.2  16.2  16.1  16.2  13.3  12.1  *9.8  //./  14.3  ▼1.9   132-140-140
2004       15.0  14.6  13.6  11.0  *8.7  *8.8  *9.7  12.2  ▼2.1   133-137-138
2005       12.9  13.0  10.1  *8.5  *7.2  *7.2  //./  10.2  ▼2.0   129-140-146
2006  14.7  12.6  11.1  *9.2  *7.2  *6.8  *7.0  //./  *9.6  ▼0.6   106-137-146
2007  11.9  10.8  10.2  *9.0  *8.7  *8.1  *9.3  //./  *9.8  △0.2   *74-129-144
2008  11.0  10.3  *9.5  *9.0  *8.5  *7.9  10.2  15.8  *9.7  ▼0.1   *61-122-144
2009       12.2  *9.8  *8.9  *9.0  *7.5  *7.8  //./  10.0  △0.3   *32-114-144
2010  *9.1  *9.8  *8.3  *6.9  *4.0  *6.0  //./  //./  *8.4  ▼1.6   *27-106-144
2011       10.0  *9.8  *9.9  10.7  *8.2  //./  *6.0  *9.5  △1.1   *19-109-144
2012  11.0  *9.2  10.1  *8.9  *8.7  //./  *7.5  //./  *9.3  ▼0.2   *20-105-144
2013  12.4  *8.2  *8.0  *7.6  *8.4  *9.2  *5.1  //./  *8.5  ▼0.8   *22-110-144
2014  *9.9  *8.1  *8.0  *7.2  --.-  --.-  --.-  --.-  *8.1  ▼0.4   *15-*44-*60

○年間加重平均 *8.13%(前回比△0.05ポイント、14602.9/1797、15試合・18番組)
   民放年間加重平均 *8.00%(前回比△0.06ポイント、12296.9/1537、13試合・14番組)

○6月加重平均  *7.24%(前回比△0.75ポイント、2540.7/351、3試合・4番組)

5月の巨人戦視聴率

5月の巨人戦視聴率です。ナイター中継は4試合ありました。

 

 

年間単純平均  *8.24% (98.9/12)
5月単純平均   *7.98% (31.9/4)
. 日  月  火  水  木  金  土
               //./ --.- (*4.6)
.(//./) (*6.9) //./ //./ //./ //./ *8.2
.(*6.0) --.- //./ //./ //./ //./ *9.7
.(*4.1) --.- //./ //./ --.- //./ (**.*)
.//./ *8.0 --.- *6.0 //./ --.- //./
**.*は中継あり、//./は中継無し、--.-は試合無し、(**.*)はデーゲーム。
※5/20(火)交流戦開始

 

 

もう「ふーん」って感じなのですが、5月のトピックとしては二つ。

 

 

 

・5/17NHKの視聴率推移

 

まず、5/17のNHKでの中継について、個人視聴率と前後の番組の視聴率が出ていました。

 

世帯 KID .TEN M1 M2 M3  F1 F2  F3
*4.9 **.* **.* *0.2 *0.3 *5.6 *0.6 *0.2 *4.4 14/05/17(土) 16:00-17:00 NHK 大相撲夏場所・7日目
13.1 *0.7 *0.6 **.* *1.2 17.2 *0.7 *0.1 10.7 14/05/17(土) 17:00-18:00 NHK 大相撲夏場所・7日目
12.6 *0.7 **.* *0.6 *1.9 15.5 *0.1 *0.5 10.7 14/05/17(土) 18:00-18:10 NHK ニュース・気象情報
*7.9 *0.9 **.* *0.7 *2.4 *9.9 **.* *0.5 *5.9 14/05/17(土) 18:10-18:45 NHK プロ野球・巨人×広島
10.5 *1.4 **.* *0.7 *2.8 13.3 *0.1 *1.4 *8.7 14/05/17(土) 18:45-19:00 NHK ニュース・気象情報/他
14.4 *1.7 **.* *1.8 *4.8 16.4 *1.1 *2.6 13.1 14/05/17(土) 19:00-19:30 NHK NHKニュース7/他
*9.7 *1.2 *0.6 *2.7 *2.8 12.2 *2.0 *1.4 *8.1 14/05/17(土) 19:30-21:15 NHK プロ野球・巨人×広島

 

NHKで一桁が出てももはや驚きはないのですが、間に挟まっているニュースよりも低いです。

 

しかも相撲の17時台よりも低い…。野球はキングオブスポーツですね!

 

それにしても、18:10の12.6→7.9%とか、19:30の14.4→9.7%とか、避けられっぷりが寂しいですね。

 

 

 

・アランチョ・サンド

 

もう一つは、5/26-28の「アランチョ・サンド」です。

 

5月26日から28日にかけて、日テレで「三夜連続スポーツ中継」というイベントを行っていました。

 

5/26はプロ野球の巨人×日本ハム、5/28は巨人×楽天、そして…

 

5/27はサッカー日本代表の壮行試合、キプロス戦でした。

 

日テレ系の色んな番組内で、サッカーの番宣をしつつ巨人戦の告知もセットでついてきていました。

 

 

このように、人気のあるサッカーと抱き合わせにすることで野球を押し付けようとする姿勢について、

 

「アランチョ・ネロ」でサッカーを挟み込む様子から「アランチョ・サンド」と視スレで呼ばれていました。

 

 

そして、「3夜連続スポーツスペシャル」 の結果はこちら。

 

5/26月 *8.0% 19:00-20:54 NTV プロ野球セパ交流戦Dramatic Game 1844・巨人×日本ハム
5/27火 22.5% 19:20-21:32 NTV キリンチャレンジカップサッカー2014・日本代表×キプロス代表
5/28水 *6.0% 19:00-20:36 NTV プロ野球セパ交流戦Dramatic Game 1844・巨人×楽天

 

野球はキングオブスポーツです!

 

 

 

 


巨人戦ナイター視聴率(加重値Ver.) (2014/05/28終了時)
       3月  4月   5月.  6月  7月.  8月.  9月   10月  年間  前年比 中継/ナイター/試合数
2001  19.4  17.4  15.0  14.2  14.0  13.7  15.0  13.1  15.1  ▼3.4   140-140-140
2002  25.7  16.6  17.2  13.5  15.9  14.9  17.2  15.2  16.2  △1.1   134-137-140
2003  16.2  16.2  16.1  16.2  13.3  12.1  *9.8  //./  14.3  ▼1.9   132-140-140
2004       15.0  14.6  13.6  11.0  *8.7  *8.8  *9.7  12.2  ▼2.1   133-137-138
2005       12.9  13.0  10.1  *8.5  *7.2  *7.2  //./  10.2  ▼2.0   129-140-146
2006  14.7  12.6  11.1  *9.2  *7.2  *6.8  *7.0  //./  *9.6  ▼0.6   106-137-146
2007  11.9  10.8  10.2  *9.0  *8.7  *8.1  *9.3  //./  *9.8  △0.2   *74-129-144
2008  11.0  10.3  *9.5  *9.0  *8.5  *7.9  10.2  15.8  *9.7  ▼0.1   *61-122-144
2009       12.2  *9.8  *8.9  *9.0  *7.5  *7.8  //./  10.0  △0.3   *32-114-144
2010  *9.1  *9.8  *8.3  *6.9  *4.0  *6.0  //./  //./  *8.4  ▼1.6   *27-106-144
2011       10.0  *9.8  *9.9  10.7  *8.2  //./  *6.0  *9.5  △1.1   *19-109-144
2012  11.0  *9.2  10.1  *8.9  *8.7  //./  *7.5  //./  *9.3  ▼0.2   *20-105-144
2013  12.4  *8.2  *8.0  *7.6  *8.4  *9.2  *5.1  //./  *8.5  ▼0.8   *22-110-144
2014  *9.9  *8.1  *8.0  --.-  --.-  --.-  --.-  --.-  *8.3  ▼0.2   *12-*36-*50

○年間加重平均 *8.34%(前回比▼0.17ポイント、12062.2/1446、12試合・14番組)
   民放年間加重平均 *8.24%(前回比▼0.18ポイント、10767.2/1306、11試合・12番組)

○5月加重平均  *8.01%(前回比▼0.53ポイント、3717.8/464、4試合・5番組)

4月の巨人戦視聴率

最近は試合が終わってから視聴率が判明するまで時間がかかるのですが、4月の巨人戦中継の視聴率についてです。

 

4月のみだと平均が8.1%で昨年並み、3・4月でまとめると去年が9.71%に対し今年は8.38%と大幅に低下しています。

 

(開幕戦の日が年によって3月か4月か微妙にずれるので、3・4月をまとめて考える方が経年変化がよくわかります)

 

3・4月のナイター中継数は去年が6試合で、今年は8試合となぜか増えているのですが、来年は減るのでしょうかね…?

 

 

 

年間単純平均  *8.38% (67.0/8)
4月単純平均   *8.14% (57.0/7)
. 日  月  火  水  木  金  土
.        *9.2 //./ --.- *7.8 //./
.*7.8 --.- //./ //./ //./ *8.5 (*4.8)
.(*6.4) --.- *7.9 *7.9 //./ *7.9 //./
.(//./) --.- //./ //./ --.- //./ (**.*)
.(//./) --.- (//./) //./
**.*は中継あり、//./は中継無し、--.-は試合無し、(**.*)はデーゲーム。

 

 

巨人戦ナイター視聴率(加重値Ver.) (2014/04/18終了時)
       3月  4月   5月.  6月  7月.  8月.  9月   10月  年間  前年比 中継/ナイター/試合数
2001  19.4  17.4  15.0  14.2  14.0  13.7  15.0  13.1  15.1  ▼3.4   140-140-140
2002  25.7  16.6  17.2  13.5  15.9  14.9  17.2  15.2  16.2  △1.1   134-137-140
2003  16.2  16.2  16.1  16.2  13.3  12.1  *9.8  //./  14.3  ▼1.9   132-140-140
2004       15.0  14.6  13.6  11.0  *8.7  *8.8  *9.7  12.2  ▼2.1   133-137-138
2005       12.9  13.0  10.1  *8.5  *7.2  *7.2  //./  10.2  ▼2.0   129-140-146
2006  14.7  12.6  11.1  *9.2  *7.2  *6.8  *7.0  //./  *9.6  ▼0.6   106-137-146
2007  11.9  10.8  10.2  *9.0  *8.7  *8.1  *9.3  //./  *9.8  △0.2   *74-129-144
2008  11.0  10.3  *9.5  *9.0  *8.5  *7.9  10.2  15.8  *9.7  ▼0.1   *61-122-144
2009       12.2  *9.8  *8.9  *9.0  *7.5  *7.8  //./  10.0  △0.3   *32-114-144
2010  *9.1  *9.8  *8.3  *6.9  *4.0  *6.0  //./  //./  *8.4  ▼1.6   *27-106-144
2011       10.0  *9.8  *9.9  10.7  *8.2  //./  *6.0  *9.5  △1.1   *19-109-144
2012  11.0  *9.2  10.1  *8.9  *8.7  //./  *7.5  //./  *9.3  ▼0.2   *20-105-144
2013  12.4  *8.2  *8.0  *7.6  *8.4  *9.2  *5.1  //./  *8.5  ▼0.8   *22-110-144
2014  *9.9  *8.1  --.-  --.-  --.-  --.-  --.-  --.-  *8.5  ◇0.0   **8-*14-*18

○年間加重平均 *8.50%(前回比▼0.08ポイント、8344.4/982、8試合・9番組)

○4月加重平均  *8.14%(前回比▼0.04ポイント、6416.4/788、7試合・7番組)

2014年巨人開幕戦視聴率

3/28~30に、プロ野球開幕3連戦が行われました。

 

今年の巨人戦は開幕戦のみナイターで地上波中継され、土日はデーゲームでした。

 

なかなか視聴率が判明しなかったのですが、深夜にマニアックなサイト で発表されていることがわかり、

 

その後サンスポのコラムでの数字に触れられているのがわかりました。

 

つまり、もうプロ野球の開幕戦が低視聴率でもニュース性がない、当たり前のことというわけなのか…

 

 

 

【甘口辛口】早くもG打線に春の目覚め…金満球団の好発進でプロ野球は大丈夫か
http://www.sanspo.com/etc/news/20140401/amk14040104260000-n1.html

日本テレビの視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)も開幕戦(28日)がやっと10・0%で、2回戦(29日)6・2%、3回戦(30日)8・1%と低調だったのもうなずける。

 

 

 

開幕戦の視聴率は10.0%で、歴代最低でしたが何とか二けたは死守しました。

 

裏にフィギュアスケートがあったのは悪条件でしたが…

 

とはいえ、昔の野球人気からするとフィギュアに負けるなんてという話ですし、

 

裏にフィギュアをぶつけられるほど今のプロ野球がなめられているという見方もできますね。

 

まあ2003年にはすでに裏にサッカー日本代表の試合をぶつけられている のですがw

 

 

過去の巨人開幕シリーズ視聴率(カッコ内はデーゲーム)

      金  土  日 
2001年 19.2 21.2 22.9  
2002年 28.2 25.1     
2003年 16.2 15.5 15.2 
2004年 17.9 17.2 14.7  
2005年 13.5 13.9 16.8 
2006年 15.9 10.4 15.3 
2007年 13.1 (*7.1).(*8.2) 
2008年 11.0 (10.5).(*8.5)
2009年 13.3 12.6 14.4  
2010年 11.3 *7.9 (*5.4)
2011年 11.8 10.1     
2012年 11.8 (*6.8).(*6.3)
2013年 13.0 12.6 .(*7.9)

2014年 10.0 (*6.2).(*8.1)

アランチョ・ネロの衝撃

巨人の新キャンペーン「アランチョ・ネロ」が斜め上過ぎて、各方面で話題になっています。

  

 
謎のイタリア語

 

 

巨人のチームカラーである「オレンジ+黒」をイタリア語で言うと「アランチョ・ネロ」となるのですが、

 

野球がなぜイタリア語?

 

本田圭祐が移籍したACミランが「赤+黒」で「ロッソ・ネロ」と呼ばれていますが、

 

それにあやかったように見える…。

 

 

しかも、こんなエンブレムまで作ってるんですね。

 

 
盾形紋章
 

 

星で優勝回数を表す(日本一が22回ということらしい)風習はいつの間に登場したのかとか、

 

クラブのエンブレムのはずなのに三本線が入ってるのはどういうつもりだとか、

 

サッカーを意識している風なのに付け焼刃すぎてダサ…ナウすぎます!

 

 

  

やっぱり、今の日本のNo.1スポーツはサッカーになってしまったんでしょうね。

 

それを挽回しようと変にあがいている様子が、このアランチョ・ネロ騒動によく表れているような…