2014イヤーオブザワード
あけましておめでとう、どころか… すでにアジアカップも敗退してしまったわけですがw
2014年視スレ イヤー・オブ・ザ・ワードの発表です。
1.アランチョ・ネロ (329票)
2.次の日みんなで大笑いして『えー!』って(笑) (92票)
3.視聴率は「△」 (91票)
4.なんとかねじこもう (89票)
5.サッカーも人気が有るのかもしれないが、 これでは国民が馬鹿になります (88票)
5.いや…。だって真剣勝負はできないですよ。 (88票)
5.女性がどれだけ増えたのかはっきりとしたデータはありませんけれども (88票)
8.失望した子供たちはサッカーを捨て野球に戻る (87票)
8.NPBアワーズ (87票)
8.ワイプジャパン (87票)
というわけで、2014年のイヤー・オブ・ザ・ワードは
『アランチョ・ネロ』
がぶっちぎりで1位になりました。まあインパクトというか、完成度がすごかったですからね。
〇アランチョ・ネロ
読売巨人軍による試合イベントを指す言葉だったが、インパクトの大きさから巨人そのものの呼称としても使われるようになっていった。イタリア語で「オレンジと黒」という、巨人のシンボルカラーを指す言葉だったのだが、唐突に縁のないイタリア語が出てきたことから「ついに巨人までサッカーの軍門に降った」と話題になった。またその際に作られたエンブレムも、優勝回数?を表す星が入っていたりアディダスの三本線?が入っていた(後に4本線に修正された)など、サッカーをパクっているようでパクリ切れていない様子に嘲笑の声が聞かれた。
〇次の日みんなで大笑いして『えー!』って(笑)
11月に日本シリーズ裏で放送されたドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の主演・米倉涼子が、第4回の視聴率について語った言葉。「日本シリーズも盛り上がっていたので、厳しいのかなと言ってたんですけど、次の日みんなで大笑いして『えー!』って(笑)」と述べていた。この回の視聴率は23.7%で、第3回の20.8%よりも数字が上がったことについて「日本シリーズは裏番組としては強敵と考えていたが、ドクターXの視聴率が意外と良かった」というニュアンスで発言したと思われるが、最後の(笑)があるため「低視聴率が予想されていた野球をドラマスタッフがバカにしている」構図に見えてしまうのがなんとも(笑)。なお、この日の日本シリーズの視聴率は10.3%で、日本一が決まる試合の視聴率としては歴代最低だった。
〇 視聴率は「△」
11月に行われた日米野球についてサンケイスポーツが見出しに使った言葉。“観客動員も「○」、視聴率は「△」”というものであったが、壮行試合を含めなくても全6戦の単純平均視聴率が7.35%と「△」というレベルでは本来はないと思われるが、一部マスコミの野球に対する評価の甘さが浮き彫りになった。
今回は、侍ジャパンの事業会社「NPBエンタープライズ」設立後の初事業だったが、観客動員という点でも好調だった。プロ野球の公式戦よりも高い料金設定だったが、今月12日の京セラドームでの第1戦は前売り段階で完売。1試合平均で約3万9千人の集客があった。20日の沖縄での親善試合も前売りで完売した。
大会を主催した読売新聞スポーツ事業部は「日本人の米大リーグ挑戦が相次ぎ、MLBになじみのある選手が増えたことも好調の要因」と分析しているが、一方でテレビの視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)はいずれも1ケタだった。
〇 なんとかねじこもう
東京五輪での野球復活にかける意気込みとして、ロス五輪時に監督だった松永氏が語った言葉。具体的にどのような活動によって「なんとかねじこむ」つもりなのかが気になる。政治家に頼むとか?
ロス五輪監督の松永氏、20年大会の野球復活へ「なんとかねじこもう」
松永氏は、「2020年に野球をなんとかねじこもうではないかと、歴代の監督に声をかけました。オリンピックの監督を経験したみんなが団結して頑張っていきたい」と2020年東京五輪での野球復活に気勢をあげていた。
〇 サッカーも人気が有るのかもしれないが、 これでは国民が馬鹿になります
サッカー日本代表の本田圭祐がACミランに移籍した際、NHKが朝のニュースで長時間報道したことについて、東京都知事選に立候補表明した田母神俊雄が文句をつけた言葉。1月13日の「おはよう日本」にて、冒頭の12分間を使って報じたことについて、「サッカーも人気が有るのかもしれないが、トップニュースで12分間もやることなのか。これでは国民が馬鹿になります」とツイッターで発言した。一方、過去にはプロ野球の長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が国民栄誉賞を受賞した際に「長嶋、松井両選手の国民栄誉賞を称えるテレビ報道が繰り返し行われています。お二人とも国民に夢を与えた立派な選手でした」「学校で我が国の近代史に影響を与えた偉人の話をもっと教えるべきです」などと矛盾するツイートをしていたため、単なるアンチサッカー、野球防衛軍なのでは?という疑いを持たれた。
NHKトップで12分間本田特集 田母神俊雄氏「国民が馬鹿になる」批判に賛否両論
〇 いや…。だって真剣勝負はできないですよ。
11月に行われた日米野球の際の、MLB側として参加した岩隈投手による発言。シーズン終了後の花試合的なイベントであり、全力で取り組むような位置づけの試合ではない、という趣旨で発言したものと思われる。それで問題ないと思うが、侍ジャパン側は「ガチンコ」と強調しておりその温度差が哀愁を誘った。
〇 女性がどれだけ増えたのかはっきりとしたデータはありませんけれども
NHKクローズアップ現代のカープ女子特集での番組冒頭に司会者が発した言葉。色んな媒体で「カープ女子」が増えていると報道されていましたが、はっきりしたデータはないのですね。そういえばNHKでは他にも、耳が聞こえない作曲家について取り上げられたことがありましたが、あれもはっきりと耳が聞こえないという証拠はなかったような…。
〇 失望した子供たちはサッカーを捨て野球に戻る
サッカー日本代表のブラジルW杯グループリーグ敗退を受け、日刊ゲンダイに掲載された見出し。野球おやじのサッカーが負けて喜んでいる様子がよくわかる。
日刊ゲンダイ「代表敗退で子供たちはサッカーを捨て野球に戻る」www
〇 NPBアワーズ
プロ野球タイトル授賞式の新しい名称。Jリーグでは以前から「Jリーグアウォーズ」という表彰イベントがあり、またしてもパクリっぽさが話題になった。そして、「awards」って、「アワーズ」って発音するのだろうか?
日本野球機構(NPB)は26日、球界の各表彰を行っていた「プロ野球コンベンション」の名称を「NPBアワーズ」に変更し、 11月26日に東京都内のホテルで開催すると発表した。アワーズでは最優秀選手や最優秀新人、ベストナインなどを表彰する。
〇 ワイプジャパン
11月18日に放送された侍ジャパンの試合について、放送中に衆議院の解散が発表された。そのため首相の会見が中心の映像となり、試合映像がワイプに追いやられたことを指した言葉。この試合の視聴率は6.4%だった。
日米野球・第5戦の視聴率も6.7%、6.4%と低調で本戦全5試合で1桁(大谷先発登板試合、中継延長25分) 直接対決のサッカー・日本×豪州は13.6%
2014年視スレ『イヤー・オブ・ザ・ワード』投票所
毎年恒例の、視スレ「イヤー・オブ・ザ・ワード2014」の投票所が作られました。
1日1回まで投票できますのでよろしくお願いいたします。12月30日締め切りです。
http://sentaku.org/topics/55045809
1位:カープは優勝して下さい。サンフレッチェは2位でいい
2位:もし世界が100人の村だったら、野球をやっている人は一人もいません
3位:最期まで見届ける、それが介護の心
1位:分割ジャパン
2位:まだ間に合います
3位:WBCは何とも思われてません。これが現実
1位:日本の野球など世界の誰も興味ない
2位:見せましょう、野球の底力を
3位:サッカーがまた何か仕掛けてくるぞ
1位:野球って何?
2位:こんにちは、読売ジャイアンツの坂本です
3位:少し考えざるをえないスポーツ
1位:中韓韓 キュー韓キュー韓 アメリ韓
2位:Jリーグやbjリーグは、何とかなっているのに…
3位:うるう人
1位:ほんのひとつまみの競技人口しかいない馬術やヨットなどが五輪正式競技なのに…(以下略
2位:サッカーは”サポーター”野球は”ファン”。ファンていう響きけっこういいよね
3位:世界中に散らばっている日本野球人から最強の選手を集める
1位:薬球
2位:私たち日本国民全員が野球に感謝しなくてはいけませんね武内さん
3位:テレビ界は0.01%で勝負をしている世界、0.2%は大変な数字
1位:数字は変わっていないが上がっている印象がある
2位:プロ野球は死なず
3位:実質野球
1位:VIB(ベリー・インポータント・ベースボール)
2位:野球脳
3位:イヤー・オブ・ザ・コーチ
2014日米野球視聴率
さて。日本シリーズが史上初の平均視聴率一桁に終わりましたが、その後日米野球がありました。
前回の日米野球は2006年だったのですが、今回はNPB選抜ではなく「侍ジャパン」による試合となりました。なお、対戦相手はMLBオールスターズという位置づけになっています。
「侍ジャパン」は今年11月から株式会社化しており、その収益のために日米野球を久しぶりに開催し、放映権料やスポンサー収入を得ようとしているのですが…(今回は「SUZUKI日米野球」と冠スポンサーがついています)
気になる視聴率は以下の通り。なお、11/14・18は同日にサッカー日本代表の中継もありました。
2014年
14/11/10(月) *4.9% 日米野球壮行試合 侍ジャパン ●0-1 ソフトB・日ハム連合
14/11/11(火) *7.2% 日米野球開幕!プロ野球80周年記念 阪神・巨人連合 ●7-8 MLB
14/11/12(水) *8.7% 日米野球第1戦 侍ジャパン ○2-0 MLB
14/11/14(金) *7.3% 日米野球第2戦 侍ジャパン ○8-4 MLB
14/11/15(土) *9.0% 日米野球第3戦 侍ジャパン ○4-0 MLB
14/11/16(日) *6.5% 日米野球第4戦 侍ジャパン ●1-6 MLB
14/11/18(火) *6.4% 日米野球第5戦 侍ジャパン ●1-3 MLB
14/11/20(木) *6.2% 日米野球第6戦 侍ジャパン ○6-4 MLB
※11/10の視聴率はまだ完全に確定ではないようです。時間帯なども確定したら追記します
参考:2006年
06/11/02(木) 11.4% 日米野球親善試合 巨人 △7-7 MLB
06/11/03(金) 10.4% 日米野球第1戦 NPB ●2-3 MLB
06/11/04(土) *7.8% 日米野球第2戦 NPB ●6-8 MLB
06/11/05(日) *7.1% 日米野球第3戦 NPB ●4-11 MLB
06/11/07(火) *7.7% 日米野球第4戦 NPB ●2-7 MLB
06/11/08(水) *7.1% 日米野球第5戦 NPB ●3-5 MLB
参考2:サッカー
11/14(金) 15.5% 19:34-21:39 EX* キリンチャレンジカップ2014・日本×ホンジュラス
11/18(火) 13.6% 19:19-21:24 CX* キリンチャレンジカップ2014・日本×オーストラリア
日米野球は6-9%と、次回以降の地上波中継が危ぶまれる水準ですね。
サッカーは13-15%取っています。
「日本代表なら何のスポーツでも数字とれる」というわけでもないようです。
侍ジャパン株式会社は「4年で40億円の収益を目指す」と言っていたと思うのですが、この視聴率では厳しいと思うのですがどうでしょうか?
2014日本シリーズ視聴率
2014年の日本シリーズが終了しました。今年の視聴率はかなり低かったといえます。
SMBC日本シリーズ2014 ソフトバンク×阪神
10/25(土) 第1戦 EX* 18:15-21:54 11.8%
10/26(日) 第2戦 TBS 18:18-21:25 10.2%
10/28(火) 第3戦 EX* 18:30-21:45 *8.3%
10/29(水) 第4戦 CX* 18:20-22:34 *8.4%
10/30(木) 第5戦 TBS 18:33-22:20 10.3%
色々と周辺情報があるのですが、とりあえず今日は視聴率データのみ。
また、今回の日本シリーズについては第1戦のみ地上波単独、他はNHK-BSと並列中継でした。
よく、「野球ファンはBSで見てるから地上波の視聴率が低くなるのは仕方ない」という意見がありますが、
地上波単独中継だった第1戦も、2戦目以降とそんなに数字は変わらないですよね…
まあ2%弱程度は低くなってる気もしますが。
なお、今年はTBSも分割せず視聴率を出してきました。
事前番組は試合部分と分けられていますが、まあそれはよいかと思います。
全試合の平均は、今年はついに一桁を達成しましたね!
巨人の人気が落ちただけという主張は何だったのか…
日本シリーズ視聴率一覧(全放送の加重平均) 1992~2012年
関東地区・地上波、ビデオリサーチ調べ
ttp://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/05nihonnseries.htm
( )内はデーゲーム、「/ナ**.*」はナイターのみの加重平均
1992 ヤクル×西 武..(28.6)゙(28.0)..(16.3)゙(14.1)..(16.3)゙(35.2)..(26.3)| 24.2
1993 ヤクル×西 武..(17.3)゙(20.9)..(*9.6)゙(13.4)..(13.2)゙(21.4)..(17.0)| 16.3
1994 巨 人.×西 武 (27.3)゙(33.2) 40.0 .40.2 40.1...(37.1)..(--.-)| 36.6/ナ40.1
1995 ヤクル×オリッ.....32.4 .30.5 29.0 .35.2 32.8 .--.- --.- | 32.2
1996 巨 人.×オリッ. 43.1 .43.4 29.0 .33.8 36.3 .--.- --.- | 37.2
1997 ヤクル×西 武 26.3 .28.9 24.8 .20.8 24.7 .--.- --.- | 25.4
1998 横 浜.×西 武_ 27.9 .25.9 20.9 .21.4 24.7 .29.9 --.- | 25.0
1999 中 日.×ダイエ 27.3 .18.2 16.8 .22.3 25.8 .--.- --.- | 22.0
2000 巨 人.×ダイエ 36.2 .32.9 30.7 .28.9 25.7 .36.4 --.- | 32.1
2001 ヤクル×近 鉄 17.7 .15.0 14.3 .16.8 19.0 .--.- --.- | 16.6
2002 巨 人.×西 武_ 30.5 .28.8 25.8 .29.5 --.- .--.- --.- | 28.6
2003 阪 神.×ダイエ 25.9 .19.5 23.2 .22.3 21.5 .26.1 20.0 | 22.7
2004 中 日.×西 武_ 17.1 .16.3 14.2 .13.0 14.2 .20.0 16.9 | 16.1
2005 阪 神.×ロッテ . 19.7 .15.8 17.4 .20.0 --.- .--.- --.- | 18.3
2006 中 日.×日ハム 17.7 .18.3 17.5 .16.1 25.5 .--.- --.- | 18.9
2007 中 日.×日ハム 17.6 .*9.2 *9.7 .12.1 12.7 .--.- --.- | 11.9
2008 巨 人.×西 武_ 19.4 .19.3 18.0 .15.7 20.2 .20.9 28.2 | 20.3
2009 巨 人.×日ハム 18.0 .16.4 16.9 .15.5 18.4 .21.6 --.- | 17.8
2010 中 日.×ロッテ . //./ .//./ *6.8 .*9.0 //./ .18.9 20.6 | 14.6
2011 中 日.×ソフト 、(*9.2)...*8.6 11.4 .12.2 *9.7 .14.1 18.9 | 11.9/ナ12.3
2012 巨 人.×日ハム 17.3 .17.5 13.7 .17.4 19.3 .23.3 --.- | 18.2
2013 巨 人.×楽 天_ 22.5 .20.3 16.3 .20.3 23.6 .26.3 27.8 | 22.4
2014 阪 神.×ソフト 、 11.8 ...10.2 *8.3 .*8.4 10.3 .--.- --.- | *9.8
2014クシリ視聴率
2014年のプロ野球・クライマックスシリーズが終了しました。
去年はパ・リーグも6年ぶりに1試合だけ地上波中継されたのですが、視聴率が振るわなかったためか今年は中継がありませんでした。
それどころか今年は、巨人主催のセリーグファイナルステージですら2戦目が中継なしになりました。
視聴率は以下の通りです。
10/15(水) *8.4% 19:00-20:54 NTV プロ野球クライマックスセファイナルステージ第1戦・巨人×阪神
10/17(金) 10.4% 19:00-20:54 NTV プロ野球クライマックスセファイナルステージ第3戦・巨人×阪神
10/18(土) 13.3% 19:00-21:44 NTV プロ野球クライマックスセファイナルステージ第4戦・巨人×阪神
(13.3% 21:44-21:54 NTV ダッグアウト)
セリーグ クライマックスシリーズ ファイナル(第2)ステージ視聴率 (関東・地上波)
【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 単純平均
2007(巨人×中日) 13.8 16.2 17.4 --.- --.- --.- | 15.8
2008(巨人×中日) 15.0 15.5 18.1 20.7 --.- --.- | 17.3
2009(巨人×中日) *8.5 11.1 14.3 17.0 --.- --.- | 12.7
2010(中日×巨人) //./ *7.3 //./ 15.4 --.- --.- | 11.4
2011(中日×ヤク.) //./ //./ //./ //./ 10.3 --.- | 10.3
2012(巨人×中日) 12.1 *8.1 11.5 14.4 17.5 20.1 | 14.0
2013(巨人×広島) 12.4 *9.0 10.7 --.- --.- --.- | 10.7
2014(巨人×阪神) *8.4 //./ 10.4 13.3 --.- --.- | 10.7
//./は中継無し、--.-は試合無し。
うーん、どうなんでしょうねえ。
巨人主催として過去最低だった去年と同じ数字ですが、2戦目が中継なしだったので本来はもう少し低いのか、まあそれは誤差の範囲だったのか…。
いずれにしろ視聴率自体よりも、
日テレで初めて中継なし試合が出た
という方が大きい出来事のような。
そして、今年は2011年以来となる、巨人が出ない日本シリーズです!
前回はナイター平均で12.3%と結構ヤバめの数字だったのですが今年はどうでしょうか!?
日本シリーズ視聴率一覧(全放送の加重平均) 1995~2012年
関東地区・地上波、ビデオリサーチ調べ
ttp://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/05nihonnseries.htm
( )内はデーゲーム、「/ナ**.*」はナイターのみの加重平均
1995 ヤクル×オリッ.....32.4 .30.5 29.0 .35.2 32.8 .--.- --.- | 32.2
1996 巨 人.×オリッ. 43.1 .43.4 29.0 .33.8 36.3 .--.- --.- | 37.2
1997 ヤクル×西 武 26.3 .28.9 24.8 .20.8 24.7 .--.- --.- | 25.4
1998 横 浜.×西 武_ 27.9 .25.9 20.9 .21.4 24.7 .29.9 --.- | 25.0
1999 中 日.×ダイエ 27.3 .18.2 16.8 .22.3 25.8 .--.- --.- | 22.0
2000 巨 人.×ダイエ 36.2 .32.9 30.7 .28.9 25.7 .36.4 --.- | 32.1
2001 ヤクル×近 鉄 17.7 .15.0 14.3 .16.8 19.0 .--.- --.- | 16.6
2002 巨 人.×西 武_ 30.5 .28.8 25.8 .29.5 --.- .--.- --.- | 28.6
2003 阪 神.×ダイエ 25.9 .19.5 23.2 .22.3 21.5 .26.1 20.0 | 22.7
2004 中 日.×西 武_ 17.1 .16.3 14.2 .13.0 14.2 .20.0 16.9 | 16.1
2005 阪 神.×ロッテ . 19.7 .15.8 17.4 .20.0 --.- .--.- --.- | 18.3
2006 中 日.×日ハム 17.7 .18.3 17.5 .16.1 25.5 .--.- --.- | 18.9
2007 中 日.×日ハム 17.6 .*9.2 *9.7 .12.1 12.7 .--.- --.- | 11.9
2008 巨 人.×西 武_ 19.4 .19.3 18.0 .15.7 20.2 .20.9 28.2 | 20.3
2009 巨 人.×日ハム 18.0 .16.4 16.9 .15.5 18.4 .21.6 --.- | 17.8
2010 中 日.×ロッテ . //./ .//./ *6.8 .*9.0 //./ .18.9 20.6 | 14.6
2011 中 日.×ソフト 、(*9.2)...*8.6 11.4 .12.2 *9.7 .14.1 18.9 | 11.9/ナ12.3
2012 巨 人.×日ハム 17.3 .17.5 13.7 .17.4 19.3 .23.3 --.- | 18.2
2013 巨 人.×楽 天_ 22.5 .20.3 16.3 .20.3 23.6 .26.3 27.8 | 22.4
7~9月の巨人戦視聴率
思えば、7月から視聴率まとめを貼っていなかったのでまとめておきます。
「年間単純平均」はその月終了時点のナイター平均視聴率です。
年間単純平均 *7.96% (135.4/17)
7月単純平均 *7.30% (14.6/2)
. 日 月 火 水 木 金 土
. *7.7 //./ --.- //./ (3.4?)
.(//./) --.- --.- //./ --.- //./ //./
.(*4.7) //./ *6.9 //./ --.- A.S. A.S.
.--.- //./ //./ //./ --.- //./ (//./)
.(*5.5) --.- //./ //./ --.-
**.*は中継あり、//./は中継無し、--.-は試合無し、(**.*)はデーゲーム。
※18(金)19(土)はオールスターゲーム
年間単純平均 *7.84% (148.9/19)
8月単純平均 *6.75% (13.5/2)
. 日 月 火 水 木 金 土
. //./ (*5.6)
.(*5.0) --.- //./ //./ //./ //./ (*4.2)
.(3.9?) --.- //./ //./ //./ //./ //./
.//./ --.- //./ //./ //./ //./ *5.2
.(*3.9) --.- //./ //./ *8.3 //./ //./
.//./
**.*は中継あり、//./は中継無し、--.-は試合無し、(**.*)はデーゲーム。
年間単純平均 *7.74% (162.5/21)
9月単純平均 *6.80% (13.6/2)
. 日 月 火 水 木 金 土
--.- //./ //./ //./ //./ //./
.//./ --.- //./ //./ *7.6 //./ (*4.2)
.(*3.8) //./ //./ *6.0 --.- //./ (//./)
.(//./) --.- //./ //./ //./ //./ (//./)
.(//./) --.- --.-
**.*は中継あり、//./は中継無し、--.-は試合無し、(**.*)はデーゲーム。
8/23はNHKでの中継だったにも関わらず5.2%と驚きの視聴率を出したことや、9月に巨人が優勝したのですが当然のごとくその試合中継はなかったことなどがトピックだったですかね。
8/23はスポーツ番組がかぶったというのもありますが、女子バレーやパンパシ水泳よりも視聴率が低いのですね。報道量には雲泥の差がありそうですが…
世帯 KID .TEN M1 M2 M3 F1 F2 F3
10.5 *1.8 *4.0 *1.9 *6.9 *6.2 *5.1 *4.0 *7.8 14/08/23(土) 19:08-20:54 フジ 女子バレー日本vsベルギー
*7.0 *4.1 *2.9 *0.5 *2.0 *5.7 *1.3 *3.8 *6.8 14/08/23(土) 19:08-20:54 テレ朝 パンパシ水泳
*5.2 *0.2 *0.9 *0.1 *1.7 *6.4 *1.2 *1.3 *2.9 14/08/23(土) 19:30-20:55 NHK プロ野球巨人vs中日
視スレ的には9/17の6.0%がまだ確定扱いではないようで、年間データの更新は次回以降になります。
中学・高校生の野球競技人口
「野球人気は下がっていない」説の一つの根拠として、「高校野球の部員数が増えている」というものがありますが、これについていくつか怪しい点がありますので指摘しておきます。
まずは高野連発表の高校野球部員数のデータ です。
H4~10年に若干へこんでいる時期があるようにも見えますが、ここ15年ほどは増え続けています。
「高校野球の部員数が増えているんだから野球人気に死角なし!」と考えてしまいそうですが、中学の野球部の人数を見てみると意外なことがわかります。実はなぜか、中学の野球部員数は過去10数年どんどん減っているのです。
中学校の野球部員数については日本中学校体育連盟 のサイトに載っています。年度ごとのリンク先しかないため、こちらでまとめました。また、比較のため年度ごとに3年後の高校野球の部員数(例えば中学のH13年→高校のH16年)と合わせて掲載します。
年度. 中学野球 3年後高校 継続率?
平成13. 321692 160801 50.0%
平成14. 314022 165293 52.6%
平成15. 312811 166314 53.2%
平成16. 298605 168501 56.5%
平成17. 295621 169298 57.3%
平成18. 302037 169449 56.1%
平成19. 305300 168488 55.2%
平成20. 305958 166925 54.6%
平成21. 307053 168144 54.8%
平成22. 290755 167088 57.5%
平成23. 280917 170312 60.6%
平成24. 261527 (H27年)
平成25. 242290 (H28年)
中学の野球部員数はデータのあるH13年以降、徐々に減少しています。一方でなぜか高校の部員数は増えていて、そのため高校/中学の比率(継続率?)が上昇しています。
この数字のギャップについて、実際に継続率が上がっているということもあるかもしれませんが、それよりも「中学と高校の部員数について、集計の仕方が異なる」ことによるのではないかと言われています。
特に高校野球の部員数について、「実際の活動人数より多めに集計されている」という兆候があるので、今回はそちらを紹介します。
・女子マネージャーが含まれている
H26年高野連の都道府県別部員数を見ると 、千葉県は8035人となっています。そして千葉県高等学校野球連盟のサイト にはご丁寧に部員数の内訳が出ているのですが、
男子:7337人
女子:698人
計:8035人
となっているのですね…。つまり千葉県の野球部員数には女子マネージャーが1割程度含まれていて、実際の「競技人口」よりも多くカウントされていることになります。集計の仕方がいい加減でなければこれは全国共通と思われるため、「高校の野球部員数≠野球の競技人口」ということになります。中学の部員数は男子のみのデータなので(別に女子部員数のデータもありますがH25年で1000人程度と1%弱です)、この集計方法の違いが「中学では減っていて、高校では増えている」理由の一つとして考えられます。
・「かけもち部員」が含まれている
高校野球は部活の中で特別扱いされているため、かけもちというか他の部活から人数を集めて何とか大会に出場する、ということが広く行われているようです。
去年も野球部は5人しかいなかったためスキー部3人と帰宅部1人を加えて大会に臨んだ双葉高校の話 もありましたし、古くはベースランニングのルールを全く知らない選手の動画 とかもありました。これらの選手を「部員数」に含めても、公式戦に出ている以上まあ問題はないでしょう。とはいえ「野球の競技人口」について語るとき、基本的にかけもちのない中学の人数と、大会の時だけ人を借りてくる高校の人数とどちらが参考になるかというと、中学の方ではないかと思います。
・「野球側」からの反論
ここまで、「学生年代の野球人口は実は減っているのではないか」という話をしてきましたが、「中学の競技人口」の方が正確でないという反論もあるため紹介しておきます。
中体連の集計は、あくまで中学校の軟式野球部の部員数であるため、「リトルシニアやボーイズリーグなど、硬式野球をする中学生は増えているのではないか?」という反論が出てくることが多いです。とはいえ定量的なデータをみたことはないのと、データがあったとして団体間や部活動との重複登録がないのかなど、反論になりきれていないように思います。バシッとデータを出せる方がいましたら歓迎しますのでお待ちしています。
最後に一応まとめを書いておきますと、
高校野球の部員数が増えていると言われているが、女子マネや他の部活とのかけもち部員が多かったり、中学では野球部員が大幅に減っているため、高野連集計の部員数は競技人口を正しく反映していない可能性が高い
となりますかね(まとめとしては長かった)
ところで、まだ3年後の高校部員数が出ていないのが残念ですが、H24・25年の中学野球部員数は急激に減った感があります。H26年の部員数は例年だと9月中に発表になるので、結果が出たらまた紹介したいと思います。このまま中学が減り続け、「何らかの事情」で高校の部員数が維持され続けたとすると、十数年後には「継続率」が100%を超えるかもしれません。怪しい専門学校の「就職率」みたいですね…
CS・ケーブルTVの契約者数
前回はBSチャンネルの視聴率の動向についての検討で、BSにおける野球中継の視聴率はここ数年では特に増加しているわけではなさそうという話でした。
今回はその他の有料チャンネル、特にスカパーとケーブルテレビについてのデータを調べてみます。
スカパーの加入状況は衛星放送協会のサイト に載っています。スカパーとプレミアムサービスの違いは、簡単に言うと機械の違いというだけで「ほぼ似たような別のもの」ですので、両者の合計がスカパーの契約者数と言ってよいでしょう。
ケーブルテレビについては「ケーブルテレビ業界レポート」 (PDF)の8ページに多チャンネルサービスの加入者数の推移が出ていました。インターネット接続サービスのみの契約者は含まない、「ケーブルテレビを見られる環境にある世帯」の数といってよいと思います。
数字のみこちらにまとめておきます。ケーブルのデータが2006年以降なのでそこからで、スカパーの方の数値は千の位を四捨五入しています。
有料チャンネル加入者数
スカパー ケーブル 合計
06 3560000 6270000 *9830000
07 3580000 6650000 10230000
08 3570000 6860000 10430000
09 3580000 6970000 10550000
10 3620000 7310000 10930000
11 3700000 7650000 11350000
12 3730000 8000000 11730000
13 3630000 7590000 11220000
スカパー、ケーブルとも2012年までは増加してきている(スカパーは横ばいな気もしますが)のですが、2013年に減少に転じているように見えます。2006~7年ごろからは合計で100万世帯ほど増えているでしょうか。(スカパーとケーブルの両方に加入する人は考えないことにします)
ところで、関東地区でのナイター中継の視聴率(年間平均と3・4月)の推移を再掲しておきます。
巨人戦ナイターの3・4月平均視聴率は、06年が12.7%、07年が10.9%で、13年は9.7%、14年は8.4%となっています。近年のナイター中継の「年間平均視聴率」は、数字の取れない夏以降の中継を削減しているので下げ止まっているように見えますが、実際の視聴率はまだまだ低下傾向が続いていると言えます。
ナイター中継の視聴率の低下に対して「有料チャンネルで見るようになった人が増えただけで、野球人気自体は下がっていない」という反論があります。今回、いろんな数値が出たのでそれについて考えてみましょう。
まず、ビデオリサーチの視聴率調査について、関東地区の世帯数は1800万世帯、人口は4000万人となっています。世帯視聴率1%当たりで18万世帯です。
<00年~06年の年間平均視聴率低下>
関東地区におけるナイター中継の年間平均視聴率(最初のグラフです)は、00年に18%だったものがどんどん低下して、06年に10%となりました。この減少分が8%=およそ150万世帯で、06年時点で有料チャンネルの加入世帯数はおよそ1000万世帯(00年時点でどの程度かは不明)です。
つまり、有料チャンネルの所有者が全員関東地区に住んでいて、そのうち6分の1(視聴率16%!)ほどが野球中継を見ていれば地上波放送の減少分をカバーでき「テレビでプロ野球を見る人は減っていない!」といえることになります。(しかもその熱心なファンたちはなぜか00年以前は有料チャンネルでプロ野球を見ていなかったようです)
上記は一番野球にとって楽観的な見方をしてみたのですが、実際には「有料チャンネルの所有者が全員関東地区に住んでいる」という前提は無理があります。関東地区の人口が4000万人なのでざっと日本全体の3分の1ですね。有料チャンネルの所有者のうち、関東地区に住んでいる人も3分の1=06年時点で330万世帯と考えてみましょう。00年→06年のナイター中継の視聴率減少分8%=150万世帯を補うためには、330万世帯のうちおよそ半分の世帯が有料チャンネルでプロ野球中継を見ている必要があります。視聴率50%!毎日がワールドカップですね!
<06年以降の中継試合数・視聴率低下>
有料チャンネル契約数ですが、06年から13年にかけて140万世帯ほど増えています。この間、3・4月の「まだナイター中継をやっている期間」における月間平均視聴率は06年は12.7%、13年が9.7%と、3.0%低下しています。世帯数にすると3.0%は50万世帯ほどと推定されるので、この間に加入した140万世帯がなぜか全員が関東地区在住で、そのうちの3分の1以上(視聴率33%)が有料チャンネルで野球中継を見た場合に「テレビで野球を見る人は減っていない」と言えることができます。
当然ですがここでも「新規に有料チャンネルに加入した人が全員関東地区在住だった」なんてことはないので、やはり人口比で3分の1と考えますと関東地区での有料チャンネル増加分は50万世帯…。つまり新規に加入した人が視聴率100%=全員、全ての試合、最初から最後まで野球中継を見ていたぐらいでようやく「テレビで野球を見る人は減っていない」といえることになります。ちなみに僕の知っている限りで100人ほどこの期間にスカパーに加入した人がいますが、野球中継は見ているのは誰もいないか、いても一人ではないかと思いますw その一人だって毎日見てはいないでしょう…。
<まとめ>
BSチャンネルにおけるナイター中継の視聴率は、巨人戦でも2%程度、他球団はもっと低くて数字が判明しないぐらいでした。有料チャンネルは自らの意志で加入するためもう少し高いとは思いますが、さすがに50%とか100%とかまで行っているはずもないでしょう。というわけでまとめますと、
・ナイター中継について「地上波の視聴率が下がった分、有料チャンネルで見る人が増えている」と言うためには、有料チャンネルでの視聴率が50~100%になる必要があり、無理がありすぎる
と言えると思います。ところで、もちろん50%とか行ってるはずもないと思うのですが、実際はどの程度なんでしょうね?自分の(サッカーに対してですが)視聴行動から考えるとファンですら10%は行かないと思いますし、ファン人口の比率を考えるとやっぱり2-3%程度なのかなと思うのですが…
BSの総視聴率、BSでのナイター視聴率
前回は地上波テレビの視聴率が低下していることについて、その分BS・CSの視聴者数が増えているかもしれないという話でしたが、BSについてはNHKのサイトにデータがあったのでそれをご紹介します。
なお、今回のデータはビデオリサーチ社の機械集計による視聴率ではなく、NHKが行った日記式調査での数値になりますので、普段出てくるいわゆる「視聴率」と直接の比較は出来ません。あくまで今回のデータ内での時間経過を探ることが目的です。
NHK文化放送研究所が一年に2回行っている全国個人視聴率調査 より、2004年から2014年(6月)までの一日あたりテレビ視聴時間(分)をグラフにまとめました。地上波全体、BS全体とBSについて民放とNHKの一日あたり視聴時間をそれぞれグラフ化したものです。地上波計については左の目盛り(最大250分)、BSについては右の目盛り(最大25分)になります。
地上波放送の視聴時間は、アンケートによるとこの10年で一日220分ほどから200分程度まで減少傾向にあるようです。一方、BSチャンネルの視聴時間は一日10分程度から20分弱へと増えているようです。BSチャンネルについてNHK-BSの視聴時間はあまり増えておらず、民放のBSチャンネルの視聴時間が増えているようです。赤の線(BS合計)の傾向からは、2010年11月の調査からBSチャンネルの視聴時間が増えているように見えます。
このように、NHKの調査によると以前(05年ごろ)と比べてBSチャンネル全体の視聴時間は2倍弱になっており、おそらくビデオリサーチ調査による視聴率の動向も同程度であろうと思われます。
一方、視スレでBS放送でのプロ野球中継についてデータをまとめてくれた方がいたのでご紹介します。
2008-2014データからBS1の野球関連視聴率を抜き出してみたもので、元データではMLBやアマチュア野球も入っていましたがここではプロ野球関連のみをまとめています。「○○%以下」となっているものは、個人視聴率調査の上位にランクインしていなかったため数字が判明しないものです。(あらためて書いておきますが、NHKによる日記式調査なのでビデオリサーチの視聴率調査とは単純比較はできません)
1.5% 2008/06/09月 18:05~21:25 NHK-BS1 プロ野球「中日」対「楽天」
1.0%以下 2008/06/11水 18:05~21:25 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「横浜」
1.2% 2008/06/12木 18:05~21:25 NHK-BS1 プロ野球「ソフトバンク」対「中日」
1.0%以下 2008/06/15日 13:05~16:30 NHK-BS1 プロ野球「楽天」対「巨人」
1.2%以下 2009/06/08月 18:05~21:30 NHK-BS1 プロ野球「中日」対「西武」
2.4% 2009/06/11木 18:05~21:30 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
2.0% 2010/06/07月 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「巨人」対「楽天」
0.8%以下 2010/06/09水 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「ソフトバンク」対「横浜」
2.1% 2010/06/10木 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
1.5%以下 2011/06/06月 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「ヤクルト」対「楽天」
1.5%以下 2011/06/08水 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「日本ハム」対「中日」
2.5% 2011/06/09木 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「ソフトバンク」対「巨人」
1.6% 2011/06/11土 14:00~17:33 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
1.7% 2011/11/17木 18:10~21:50 NHK-BS1 日本シリーズ第5戦 ソフトバンク対中日
2.2% 2011/11/19土 18:10~21:50 NHK-BS1 日本シリーズ第6戦 ソフトバンク対中日
2.9% 2011/11/20日 18:25~21:50 NHK-BS1 日本シリーズ第7戦 ソフトバンク対中日
1.1%以下 2012/06/11月 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「阪神」対「ソフトバンク
1.1%以下 2012/06/13水 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「ソフトバンク」対「中日
1.7% 2012/06/14木 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「日本ハム」対「巨人」
1.6% 2013/06/12水 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
1.0%以下 2013/06/13木 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「楽天」対「広島
0.7%以下 2014/06/03火 18:10~21:30 NHK-BS1 プロ野球「ロッテ」対「中日」
0.7%以下 2014/06/04水 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「西武」対「DeNA」
0.7%以下 2014/06/06金 18:00~18:49 NHK-BS1 プロ野球「阪神」対「オリックス」
0.7%以下 2014/06/06金 21:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「阪神」対「オリックス」
0.7%以下 2014/06/08日 14:00~17:30 NHK-BS1 プロ野球「ヤクルト」対「西武」
巨人戦ナイターのみ抽出(※8/18追記あり後述)
2.4% 2009/06/11木 18:05~21:30 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
2.0% 2010/06/07月 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「巨人」対「楽天」
2.1% 2010/06/10木 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
2.5% 2011/06/09木 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「ソフトバンク」対「巨人」
1.7% 2012/06/14木 18:00~21:25 NHK-BS1 プロ野球「日本ハム」対「巨人」
1.6% 2013/06/12水 18:00~21:30 NHK-BS1 プロ野球「オリックス」対「巨人」
NHK-BSのみの結果ではありますが、プロ野球全体にしても、巨人戦のみにしても、特に最近上昇しているということはなさそうです。民放のBSについては今回データがないのですが、「NHKでは見ないけど民放なら野球中継を見る」という人は普通はいないと思うので、同じような傾向なのではないでしょうか。
以上より、BSチャンネルについて
・BSチャンネルの視聴時間は増えているが、BSでの野球中継の視聴率が上がっているわけではなさそう
ということが言えると思います。なお今回はBS放送のみについてですので、CSではまた違う傾向があるかもと思いますのであしからず。
※8/18追記
視スレにデータを載せてくれた人から補足がありました。
NHK-BSの視聴率について2011年6月以前は「衛星放送受信可能者のみを分母とした値」で、それ以降は全世帯を対象としたものに変更されたようです。そこで、BS放送受信世帯数から2012年以降についても比較できるよう換算した数値を出してくれました。
視聴率 衛星可視率 視聴率
(地上波込) (衛星受信者分母)
1.1% 45.2% 2.4% 09/06/11木 18:05~21:30 プロ野球「オリックス」対「巨人」
0.9% 47.0% 2.0% 10/06/07月 18:00~21:30 プロ野球「巨人」対「楽天」
1.0% 47.0% 2.1% 10/06/10木 18:00~21:30 プロ野球「オリックス」対「巨人」
1.3% 50.8% 2.5% 11/06/09木 18:00~21:25 プロ野球「ソフトバンク」対「巨人」
1.7% 48.0% 2.5% 12/06/14木 18:00~21:25 プロ野球「日本ハム」対「巨人」
1.6% 46.8% 2.3% 13/06/12水 18:00~21:30 プロ野球「オリックス」対「巨人」
衛星受信可能率から両視聴率を換算したところ
巨人戦は一応上昇傾向と言えるかもしれません
視聴率(地上波込)1%当たりの関東の推定視聴者数は39万人
サンプルは全国ランダム、それを単純に関東人口比で割っただけ?
の推定視聴者数なので色々考慮が必要ですが
地上波見ない人はBS見てる理論はある程度事実かもしれませんw
ということのようです。地上波視聴率と比較するには一番左の数値が適切(日記式なのでおそらくVRの数値より高めに出ていると思いますが)で、従来は1.0%程度だったのが1.5%程度には上がっているかもということのようです。小数点以下ではあるのですが、テレビ界は0.1%で勝負しているのでこれは大変な数字です、失礼しましたw
BS・CSの視聴者が増えているのかも
前回は「HUTはそれほど下がっていないが地上波テレビ番組の視聴率は下がっている」というエントリーでしたが、その数字についてもう少し掘り下げます。
前回はナイター中継の視聴率と比較するため、各テレビ局の「平均」値を計算しましたが、今回はHUTと比較するためゴールデンタイムのテレビ局の「合計」値を出してみます。
HUT 合計 差
01 68.7 74.9 +6.2
02 68.0 74.2 +6.2
03 67.0 72.1 +5.1
04 68.3 72.9 +4.6
05 67.6 72.7 +5.1
06 65.8 70.2 +4.4
07 65.8 69.5 +3.7
08 66.0 69.1 +3.1
09 64.3 65.9 +1.6
10 63.9 64.1 +0.2
11 63.7 64.4 +0.7
12 63.8 63.2 -0.6
13 64.2 62.0 -2.2
なんと、2012年から「地上波テレビ局の視聴率合計」よりも「総世帯視聴率」の方が高くなるという逆転現象が起きていました。知らなかったぜ…。
前回も書いたように、世帯内の複数のテレビで別のチャンネルを見ている場合、視聴率にはダブルカウントされるものの総世帯視聴率には反映されないため、これまでは「HUT」よりも「合計」の方が高く出ていました。
ところで、HUTに反映されるテレビ番組は地上波テレビだけではありません。BSやCS放送については個別の視聴率は出ず「その他」とまとめて集計されていますが、BSのみ見ていた世帯があっても総世帯視聴率ではオンとカウントされます。(録画やPCでの視聴は含まれないそうです)
つまり、「総世帯視聴率はさほど下がっていないが、地上波合計視聴率は下がっている」という現象の背景には、「BS・CSの番組を視聴している人が増加している」という影響もあると思われます。もちろん、先日書いたように「複数のテレビで別のチャンネルを見る世帯が減っている」ということもあるとは思いますが、それだけでは上記のような「逆転現象」は起きません。
なお、2011年7月より地上波テレビ放送がデジタル放送に完全移行されています。それによってテレビのリモコンが変化しBSにチャンネルを合わせる手間がかなり減ったことが、BSの視聴率が(おそらく)上昇している原因なのでは?という説があり、もっともらしく聞こえます。
かつては「プロ野球の視聴率を語る」スレでは、「BS・CSはすべて合わせても視聴率4%程度で、地上波放送の視聴率に与える影響はほとんどない」とされていました。実際、2010年に日本シリーズがNHK-BSのみの放送になった際に3.1%(以下)と日本シリーズとしては相当低い視聴率を出していた ことがあり、以前はBSのチャンネルはザッピングの対象になっていなかったものと思われます。とはいえこれも地デジ完全移行前の話ですので、今ではBSの視聴率も上がっているのではないかと思いますが…。とはいえ正確な数字がわからないので定量的な分析は出来ないです。
今回のエントリーで、「BSやCSで野球中継を見る人が増えている!」と早合点する人がいそうですが、BSやCSといえど別に野球中継ばかりやっているわけではないので、それはどうかなと思います。多チャンネル化はスポーツ全体にとっては放送される機会が増えるのでよいことだと思うのですが、プロ野球はマスメディアとの結びつきがストロングポイントですので、地上波テレビの影響力が弱まることは必ずしもポジティブとは言えないかもしれません。